4月の村を散歩。生き物が活動をはじめる時期になりました。

 
 
今日は20℃近くまで温度が上がって、ほとんど初夏のような陽気。こんな天気の良い日はスポーツクラブに行くより外を歩こう!という相談になって、友人のKatrinと出かけました。スキーのストックみたいなやつを持って、普段よりちょっと真面目に歩く体制。

日焼け止めクリームをちゃんと塗ったけど、それでも強い光がまぶしくてサングラスが必要。このあいだまでの肌寒さがウソのよう。
あっちでもこっちでもサイクリングしている人たちにたくさん出会います。

今日は初めて、お花見しながら外でサンドイッチを食べてるオバさんに会いました。
私たちもピクニックしなくちゃね!
 
ひとりで行くのと違って友だちのカトリンがいろんなコースを教えてくれるので、ぺちゃくちゃしながら、かなりの距離を知らず知らずのうちに歩いてしまいます。
高台のほうへ登って景色を見渡すと、隣の村プールバッハ(Purbach)が見えます。
要するにブライテンブルン(Breitennbrunn)の端っこのところをぐるりと廻って来たというわけ。
 
道ばたの木々や花も、この強い陽の光に鮮やかな花を咲かせて春爛漫。
ライラックはまだ蕾でしたが、これから咲いてくるみたい。

おまけに道ばたの草のなかにも何かいるみたいで、歩いていると 時々「がさごそっ」と音がしています。
はじめは「ヘビかな?何かな?」とステイックで草むらをつついたりしてみたけど、ちっとも姿が見えない。

あっちのほうの畑で白い大きな鳥が悠々と餌をついばんでいるところをみると、いっぱいいろんな生き物=スナックがいるに違いないよね?カエルとか? などと話しながら、さらに大きな岩のあるあたりにさしかかると・・・がさごそしているものの正体は、どうもトカゲらしい。それも、かなり大きいトカゲ。

ちらっと目のはしを横切るぐらいで、あっ何かいるかな?と思ったとたんに姿が見えなくなってしまうので、とっても写真は無理。
さらに坂道を下りてくると、下の国道沿いに出ました。

カエル止めの柵 初めて見ました!

この道沿いに今の季節 作られているのは、「カエル止め」の低い柵みたいなものです。
畑の斜面のほうから湖を目指して下りてきたカエルさんたちが、国道に飛び出して交通事故にあうのを防ぐため、こういう柵をつくって、地下通路のほうへ誘導しているらしい。
なるほどねー せいぜい15センチ程度の低いものなんだけど、支柱を立ててきっちり作られています。カエルのためにこんなものを建ててるなんて、大したもんですよね?
人間たちが寝静まった夜のあいだ、元気にげっこげっこ歌いながら遠足に出かけるカエルたち。なんだか想像しただけでも楽しそう。
そんなわけで、火山の噴火で人間の世界が大騒ぎになっているあいだにも、生き物たちは確実に活動をはじめていたのでした。

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