土曜日のお昼、市立公園内のレストランで友だちと待ち合わせして、一緒にランチ。
こんな素敵なところで、お友だちと「しみじみ」話をしながら食事ができるなんて・・・大感激でした☆
「わりあいあっさりな味だ」
と思って、勢い良く、ぱくぱく食べましたが、やっぱり胃袋にしっかりおさまって、夕飯抜きでOKでした!
ランチのあとは散歩に行きました。
Contents
この季節に食べるのは「聖マルティヌスのガチョウのロースト」
毎年かならず、この時期に食べることになっている特別のガチョウの料理
「マルティヌスのガチョウのロースト」Martini gansl
を食べました。
オレンジ色に見えるのはリンゴの甘煮でした。
オーストリアでは、この時期にいろいろな催しがあります。
秋が深まって、そろそろだいぶ寒く暗くなってきた季節に、収穫の締めくくりを祝う催しです。
聖マルティヌスって、どんな人?
聖マルティヌスは、キリスト教の聖人です。
4世紀のころ、ローマ帝国のパンノニア(今のハンガリー)に生まれました。
マルティヌスの父親はローマ帝国の兵士だったので、ローマ帝国がそのころ支配していたいろいろな地域に転勤。
イタリアへ引っ越したころ、自分も兵士になりました。
そして、ガリア(今のフランス)へ配属になったのです。
マントを分けてあげた話。
ある寒い日に、ガリアのアミアンの街を歩いていると、城門のところに 半分裸で震えている貧しいひとに出くわしました。
「そんな格好では寒いだろう」
マルティヌスは自分が着ていたマントを、半分に切って、与えました。
次の日の夜、救世主 イエス・キリストが夢に現れました。
見ると、昨日あの物乞いの人にあげた半分のマントを身につけているではありませんか!
「そうか、あのひとは、キリストだったのか… 」
兵士をやめて修道士に
そんなふうに「神」と出逢ったマルティヌスは、兵士をやめて修道士になり、ガリアの各地をめぐって修道院をつくり、キリスト教を広める仕事に一生をささげたのでした。
マルティヌスの生まれ故郷ハンガリーは、こちらオーストリアのブルゲンランド地方のすぐ隣なのです!
どうりで、聖マルティヌスのお祭りが、こちらでは盛んに行われるわけですね!
一年の仕事を締めくくって、冬を迎える前に収穫祭を祝う、聖マルティヌスのお祭り。
ベルギーや、ドイツ、オーストリア、スイスでも、昔から祝うそうです。
フランスやイタリアでは、ワインの守護聖人とされています。
マルティニローベン ワインの味見祭りや、子どもたちの提灯祭りも!
聖マルティヌスの祝日にちなんで、ブルゲンランドでは、どこの村でもワインの味見をしてまわる行事があります。
ブライテンブルンの幼稚園の子どもたちも、提灯のお祭りは、こちらから見てくださいね。
名物のクリスマスマーケットが楽しみです。
ぶるるる・・・村の朝はこんな景色!
凍りついた寒い朝でした。
空港まで友だちを迎えに行って、帰り道も林の樹々がみんな凍ったまま。
急に氷点下の世界に突入した感じです。
まもなく初雪が降るかな・・・
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