働くおじさんたちに遭遇。知らない人でも声をかけ合うアイルランドの人たち

ちょっと寒い朝

 今週は雨の日が多くて、木曜日から金曜日にかけては暴風雨(ロレンツォという名前)がアイルランドへやってくるというので、また食料を買い込みに出かけたりしました。
 でも水曜日の朝は青空が広がって良い天気!
 すわっ 気持ち良さそう!!
と張り切って歩きに出かけて、久しぶり(1週間ぶり)におばちゃん友だちとぺちゃくちゃしながら歩けて大満足。
 歩き始めは手袋が欲しくなるぐらいな、ちょっと寒い朝でしたが(最低気温が6℃ですもん)、嵐の前の静けさ だねと話しながらスタート。

良い天気!歩き始めはちょっと寒いです。
朝日が湖の水面に映って、とてもきれい!

 橋の通行止めのところが、このところずっと通れなくて、ぐるっと一周できずに残念だったのだけど、「どうも今朝は通れそうだったわ(車を運転して来るときに見たら)」 という話で、それじゃー行ってみようと、ぐんぐん歩きました。

知らない人でも平気で声かけて、ちょっと話をします

 ダム工事の兄ちゃんは、まるで始めて会った全然知らない人ですが…
同じ町内に住んでいる親戚か、隣の家の息子さんか、地元の商店街の顔見知りのお店のひとみたいに、にこやかな調子で 
 「おはよう〜!通してもらっても良いかしらね〜。だいぶ仕事がはかどったのねえ〜 良い天気が続くといいけどね〜」

 兄ちゃん(20代後半ぐらいかな)も臆することなく
「だいじょぶよ〜 どうぞ通ってくださいね〜 でも足元がちょっとぐちゃぐちゃだから気をつけてよ」とか言ってる。

 誰だろう、このおばちゃんたち、やけに馴れ馴れしく話しかけてきて…
みたいに白い目で見たりは、全然しませんよ。
これがアイルランド風なのだ!!

フランスなんかと比べても、違いが…

 「ああいうふうに、知らないひと同士でも、親しく言葉をかけあうって、とってもアイルランド的だよね」
と通り過ぎてからsachanが話したら、友だちのパトリシアさんが、
「そうかしらねえ… そういえばね、フランスに引っ越した友だちが地元で何かボランティアでもさせてもらえませんか?と言いに行ったら、びっくりされてしまって、即ことわられちゃって、びっくりしたそうよ…
 そういうのって、アイルランドでは普通なのだけどねえ…フランスでは通用しなかったのかしたね?)
 と残念そうに話してくれました。

 …ううーむ。そりゃ、そうだわね。

 相当その土地に溶け込んで個人的にもいっぱい関係ができて深く入っていったとしても、ボランティアさせてくれませんか、いいですよっていうことには、なかなかならないでしょうね、と思います。

 何十年も前のフランスだったら、どうだったかな?
 ひとりで行かないで、フランス人の友だちと一緒だったら?
 今のフランスでも、たとえば目的のはっきりしている活動とかに参加させて、っていうのだったら、どうぞどうぞ、っていうふうに受け入れられるかな。

 その点、アイルランドだと結構気軽な感じで あなたがご希望でしたらどうぞーやってみれば?って感じで、ゆるゆる様子見ることができるかもしれないけどね、と話しました。
 ケースバイケースだから、単純には比較できないだろうけど。

 でも話を元に戻して… 単に道で会って挨拶ってだけのことでも、sachan 数年前にフランスの田舎の町で友だちのアパルトマンに滞在させてもらったとき、そこの駐車場で、すれ違った奥さんに「こんにちはー」bonjour! と挨拶したら(アイルランドだったら当然すれ違って挨拶するんだけど)超ビックリされてしまったのでした。

 (知らない人がどうして挨拶なんかするの!!って感じで、奥さん ぎょっとしてたみたいです(笑)
 「しまった!ここは違うんだな」と思って、ちょっと寂しかった…。

 アイルランドでの経験はね….
引っ越してきて、1年ぐらいのとき、友だちに連れられて村の夏祭りのオーガナイザーグループ(ボランティアでやってる)に連れて行かれて。
 2回目からは友だちは来ないで、自分だけになっちゃった。

 村のおっちゃんや おばちゃんたちに混じって、(彼らが互いに喋ってる内容が大部分は全然わかんなくて、往生したけど)なんとかボランティア続けさせてもらえて、知り合いも増えて、とってもありがたくて、毎年ゆるゆる 続けさせてもらっています。

 …. そんな、アバウトなところが、とってもアイルランドなんだよね。
道で挨拶することとは、ちょっと違う話ではあるけれども。

 同じヨーロッパでも、所変われば… なんですね。
アイルランドは、ちょっと昔っぽいところが残っているのかな?
それとも、もともとが人なつっこい人たちなのかな?
….きっと正解っていうのはないのだろうけど。
 いろいろ、考えて、おもしろいなあーと思いました。

工事予定オーバー

 そんなわけで、「橋の車の通行止めは9月に解除される予定だったけど、まだまだダメだわねーこりゃ」と判明。
(工事予定が延び延びで、いつ終わるかもはっきりしない、これアイルランドっぽい)。

 そのあと橋の向こう側を村へ戻る道の途中でも、働くおじさんたちに会うたびに立ち話したりしながら元気に歩きました。

遊歩道のメンテのひとたち

 いつも歩いている小径、ときどき木が倒れてしまったりしているときもあるけれども、ちゃんとメンテされていて歩きやすくて、きれいです。

 この若いひとは、散歩のおばちゃん仲間のポーリーヌさんの娘のローラちゃんと一緒に学校へ行っていた、顔見知り。
 ブルドーザーのおじさんたちも、村の住民。
「え?写真撮るの?かっこよく撮ってよー」と朗らかです。

 柵をなおす作業をやってるパットさんも顔見知り。ちょっと立ち話。

やってみる? とポーリーヌさんがチャレンジ。
垂直に持ち上げて離すと、がん!と落ちて、その重みで杭を打つという道具。 

ぐわっっっっ!!! 見た目よりも重いわ!!

9.5km ちょっと膝ががくがくした。

 ブログに載せるのは楽しそうに出かける写真だけど、今週はこの水曜日の朝に歩いた以外は、家で仕事-ご飯つくる-また仕事-ご飯つくる。。。。の繰り返し。連れ合いはラグビー観戦(の合間に仕事もしてた)。

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