早春の名物 カエル注意の標識が出ました。
「カエル注意 ゆっくり走行」
先週の後半 忽然と国道沿いに現れた この「カエル注意」の標識!!
なんだか、のどかでしょう?
「さすが自然保護が徹底してるのだなあ
カエルが交通事故に遭うのを防いであげるため?」
と思ったら、(まあそれもあるけど)
ぴょんぴょん出て来たカエルを避けようとして急ブレーキかけたりハンドル操作を間違って事故を起こす人間が多いので、それを防ぐためなんだということです。
去年の今ごろも、「カエルよけ」が設置されたところを目にしましたが・・・標識もあったのですよね。
「カエルよけ」は下のほうに出てきますよ。↓
上の写真はブライテンブルンの出口のプルバッハへ向かう手前に立っている標識。同じのが逆方向のプルバッハの出口のところにも立っています。シーズンが過ぎたら取り外されるので、これは「季節もの」の標識なんですね。
・・・フランスの田舎で牛の標識は見たことがありますけど(「牛に注意」)「カエル」は初めてです。
丘からぶどう畑を湖へ下る斜面
ブライテンブルンから隣の村プルバッハへ行くとき、いつも通る国道。
湖に沿って並んでいる村々を結ぶ、幹線道路です。
道を走りながら、右を見ると、なだらかな丘 ライタゲビルゲ(Leithagebirge)の斜面にぶどう畑が広がっています。下の写真のような景色です。
左側も、やっぱりぶどう畑ですが、そこをずっと下がって行くと、湖の岸に達すると。そういうわけです。
要するに、「丘からぶどう畑を経て湖へ到る」その斜面の真ん中に、道が通っている、というわけです。
国道沿いの景色は、こんな感じ。
広々した斜面を はるばる ぴょんぴょん カエルたちの大移動が始まります・・・
寝ぼけカエルたちの移動に備えます
さて、丘の上のほうの林のなかで、そろそろカエルたちが冬眠から覚めて、寝ぼけながら大挙して湖のほうへと下りてきます。
それで、ふらふら道に飛び出したら・・・危ないわ!!
なにしろ、まだ朦朧として、動きが鈍いのです。
ぼう〜〜っと しています。
「ほら 早く起きて顔洗わないと、学校に遅れるよ!!」
なんて、母の怒鳴り声が…
いえいえ そんなわけないか
「丘を下って湖へ行こう!」
これは丘の中腹にある友だちの家の池で、朦朧としていた
冬眠明けのカエル。
全然動かずに、ぷかぷか 浮かんでいました。
・・・というわけで、「安全装置」の準備をおこたりなく、整えます。
カエルさんたちが出てくるのを待つばかり。
カエルが道路へ飛び出すのを防ぎます
国道(左)に平行している道沿いに 設置された、カエル防止柵
「地下通路」もあるヨ・・・
ところどころに、バケツも設置。
寝ぼけまなこでバケツに落ちてしまったカエルさんは、直接ノイジーデル湖へ運んでもらえるそうです
なんと親切な人間たち!!
実は、カエルは春になるとアフリカからやってきて、このあたりで子育てをするコウノトリの食べ物なのです。
だから交通事故で死んでしまったりせずに、毎年元気に使命を全うしてもらわないとね。
今年も無事で元気にけろけろ大合唱を聞かせてほしいものです。
・・・鳥さんたちも待ってるよ〜
「タンパク質だわっ♡るるるん」なんて・・・^^;;;
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