さくらんぼプリンみたいな ふわふわクラフティ。フランスのレシピで作りました。

少し日本へ行っていましたが、オーストリアへ戻って2週間すぎて、やっと「田舎ペース」が身についてきましたよ。
家のなかの仕事も落ち着いてきたし。
連れ合いは忙しく出張に出たり入ったりしています。

「出張」と言ってもヨーロッパのなかでほうぼうへ行くだけなので、パリとかフランクフルトだったら、早朝に出かけて夜遅くの便で帰ってきますが、今週はアイルランドのダブリンまで行ったので3日間お留守番でした。
さて、あいかわらず良い天気が続いて、トマトも元気に根付いたみたいです。

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庭のサクランボの実が取り放題

うちの車の保険屋さんが、坂を登ったところに住んでるのですが、庭のサクランボがいっぱい実がなってて穫りきれないから、いくらでも穫って!と言われました。そこで張り切って穫りに行ってきました。

ハシゴに登ると目の前がこんな感じ。

手の届く限り、とりましょう!
採りきれないところがいっぱい。それは鳥さんたちの分に。
もう「完熟」なので、さっさと食べないと傷んでしまいそうです。

ビニールの袋2ついっぱい 少し友だちの家に持って行って「おすそわけ」してあげても、まだ3kgぐらいあったみたい。

さくらんぼのクラフティ フランスのレシピです


フランスの友だちから教わったレシピーで クラフティ を作りました。フランス語でClafoutisというのです。
家庭的な、伝統のレシピーです。

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種をとるのは根気のいる作業です。連れ合いがやってくれました。

ふわふわクラフティのレシピ

タネをとったサクランボ 400g
#元のレシピーでは 700gなのですが、溢れそうだったので400gにしてやってみました。じゅうぶん「さくらんぼ いっぱい!」という感じです。
全卵 2個+ 黄身 2個
小麦粉 大さじ3 + コーンスターチ 大さじ2
#小麦粉 大さじ3 + コーンスターチ 大さじ2 でも可能ですが、2回目は小麦粉大さじ5にしました。
砂糖(少し黒い砂糖が美味しい) 大さじ4
牛乳 250 cc
とかしバター 40g
バニラエッセンス 小さじ1

これを全部混ぜて バターを塗った型に入れて 180-200℃のオーブンで45分。
カンタン!!!暖かいうちに食べても冷たくても美味しいです。

前回と比べて もう少ししっかりした焼き上がりです。
型から出しても ばらばらになりません。

1.オーブンを180℃(から200℃)に予熱

2.バターを焼き型に入れて、オーブンへ。
予熱する途中で とかしバターになります。焦がさないよう注意。
全部の材料をそろえて、バターは溶けたら取り出しておきます。
3.卵と砂糖をよく混ぜる。
4.そこへ小麦粉をぱらぱら入れて だまができないよう、よく混ぜます。
5.なめらかになったら、牛乳を入れて さらに混ぜます。
6.とかしバターを加えて、混ぜます。
7.バニラエッセンスを入れます。
8.サクランボも入れます。

9.型は さきほどのバターが底についてる状態。
キッチンタオルでその残りのバターを全体に延ばします。
10.型に全部混ぜた さくらんぼ入りのタネを入れます。
11.オーブンで40分〜45分ほど焼いて、できあがり。

型について:
最初は陶器でできたパイ型で焼いたのですが、サクランボが700g バターもけっこう多かったので、あふれそうで はらはらしました。
2回目は、前回のよりも少し深めの、テフロンの型で焼きました。
(サクランボの分量も減らしましたが)
こちらのほうが熱の通り具合も良いし はらはらせずにすんで、良かったみたいです。

このあいだ作った アーモンドパウダーのはいったケーキは重たくて食べきれなかったけど、これはサクランボプリンみたいな感じですごく食べやすくて、あっという間に二人で半分食べちゃいました。今日の朝ご飯にも食べちゃいました。

種は取るべきか、取らずにおくべきか?賛否両論!

どうもフランスでは伝統的に「クラフティを作るとき、さくらんぼの種は取らない」と決まっているらしい。
ほんとかな?
フランスのお料理サイトmarmiton で調べてみました。
Clafoutis aux cerises : avec ou sans noyaux?

「母も祖母も種はそのまま入れてたから、種のあるほうが美味しいのだと思う」
「種を取ると、焼いたときにさくらんぼから汁が出すぎてしまうから、取らないほうが良いよ」
「種を取らないっていうのは、料理をするひとが面倒くさいから、そのまま入れてたんじゃない?」
「いやーほんと、あのひとつひとつ種を出すのは、ほんとにめんどくさい。美味しいデザートが台無しだ。しょうがないから種は飲み込むことにした」
「子どもがいるのなら、種はとったほうが良いんじゃないかな?」
「いちど歯がかけちゃって、大変だった!だから必ず種はとりますよ」

ふうむ。「種をとる派」と「種をそのまま派」 賛否両論あるようです。

パリのレストランのクラフティは…

パリへ6月に旅行に行ったので、そのときクラフティを2回食べました 。
サン=ジェルマンデプレのブラッスリー Chez Fernandと 
由緒正しいブラッスリー ド リュテシア  Brasserie de Lutetiaと。

左下がクラフティ

どちらも種が入っていました!
やはり種は入れたまま、というのが伝統的な方法のようです。
きっとそのほうが、さくらんぼがふっくら、汁が中に入ったまま焼けるので、ぐじゅぐじゅにならないからかな。

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