雷嵐と蚊とブドウの関係 隣のギルツさんがブドウのことを教えてくれました。

不気味な雷雲が湿気を含んで待機していました

一日じゅう 蒸し暑さが続いた土曜日
不気味な雷雲が湿気を含んで待機していましたが・・・
土曜日 一日どんより蒸し暑い天気が続き、空には一面に雷雲が・・・
ときどき遠くのほうで「ごろごろ」という音が聞こえて、今にも大雨か!と期待していましたが、ちっとも降り始める気配がありません。

だんだんと暮れなずむ夜8時半過ぎ、出張から帰って来る家人を迎えに空港へ向かうころ、ちょうど高速道路に入ったところで突然、激しい雷雨になりました。
長らくエネルギーチャージしただけあって、ものすごい雷鳴と豪雨。
前が見えない!徐行運転でやっとこさ空港へたどりつくと、もちろん閉鎖になっておりwww
飛行機は延着。

到着ロビーが待ちくたびれた人たちで溢れていました。
チューリッヒからもう少しでウイーンに着くはずだった家人の飛行機も、いったんグラーツへ着陸。

待ち時間>再びウイーンへ向かい>到着して家へたどりついたのは、なんと午前2時!
いやはや、たいへんな雷嵐でした。
ここは平らな地形だけど、やはり内陸なので、海沿いの気候とは全く違ったところがあるんですね。

この雷をともなう大嵐も、どうも東京の台風などとはちょっと違った趣の、いかにも大陸的なものであるように感じます。

雷鳴と豪雨のあとは、蚊がいなくなった?

このところブライテンブルンは酷暑。連日35℃、37℃・・・
夜になってもせいぜい27℃とか28℃でとても寝苦しく疲れがたまっていましたが、雷嵐が炸裂してからというもの、わりあい涼しくなりました。

冬のあいだ「早く暖かくならないかなあ〜」とずっと言ってたのがウソのような、この夏の暑さ!それがほんの数日のあいだに10℃も下がったので、身体がビックリしています。

 ウレシイことは、この大風と涼しさのせいか、毎夕押し寄せていた蚊の大群が一時的なんでしょうが影を潜めていることです。

家人が言うには「大気が電気で充満しちゃったから、みんな感電して死に絶えちゃったにちがいない」。

ええっ?感電?雷ぐらいでみんないなくなるぐらいなら楽チンだけどネ・・・確かに風の強いときは、吹き飛ばされちゃうのか、いないんですよね。

でも考えようによっては、
「小鳥さんたちのエサがなくちゃいけないんだから、蚊もいないと困るんじゃない?」

・・・どうせ刺されるのは、うちではsachanだけなので、みなさんの意見はありがたく拝聴することにして。また出たら日本製蚊取り線香で撃退しますよっ!

ブドウ畑は、まだ実が小さい。

うちの隣のブドウ畑は実がなってるけど、まだ緑の小さな粒。
昨日の朝、隣人のギルツさんとおしゃべりしました。ギルツさんのうちは代々ブライテンブルンにブドウ畑をたくさん持っていてワインを作っています。(先週のワイン倉祭りのときは超多忙のギルツさん夫婦でした)

ギルツさん曰く。
こんなに急に涼しくなるのは人間の身体にもよくないし、ブドウの生育にもあまり好ましくない。

もっと暑さが続いてくれないと、まだ小さな粒だから、これから太陽をいっぱい浴びて水気も適度に吸収して大きく熟れるようでないと、はずれの年になっちゃうんだよねー。
・・・ふうむ、なるほど!

今年は5月の花の咲いてる時期に例年になく寒かったり雨が降ったりしたので、実のつき具合がいまいち。

それでこのところの暑さは良いけど今度は雨が足りなくて乾燥しすぎで、実がなかなか大きくならない。
これで急に寒くなっちゃうと、また心配。

「毎年条件が変わるから、目が離せないんだよ。先へ先へと考えて、どんどんいろいろ準備しなきゃいけないんだ」と教えてくれました。

「ワインを作るなんて、素敵な職業だといつも思ってたんだけど、やっぱり大変なんだね〜」と感心したsachanです。

ギルツさんはBB村の人なんだけど子どものころからフランス語で教育を受けたのだそうです。そんなわけで、このへんには珍しくフランス語ぺらぺら!ひとりでもフランス語でおしゃべりする相手が見つかって、とてもうれしいsachanです。
これからまた、ワインのことやブドウ畑のことをいっぱい教えてもらいたいなあ。
楽しみです。

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