オーストリアのブルゲンランドでブドウの収穫!

ここの畑の穫りいれは、白ワイン用。

うっふっふ☆ 昨日火曜日の午前中はすごい体験 初めてブドウ畑の収穫をお手伝いに行ってきました!!それというのも、sachanの自宅のすぐ横に仕事場のあるゲルツさんが夏のころ、「収穫が9月になったら始まるから、そしたら連れて行ってあげるよ」と言ってくれていたのでした。

ゲルツさんは、とってもフランス語がぺらぺらで、ほとんどフランス人とカンチガイしてしまいそう。
 村で唯一、フランス語でおしゃべりできる相手なのです。

 ・・・でもそのあとsachanはフランスへ出かけちゃったり、帰ってきたら天気が崩れがちだし・・・ほうぼうの畑では収穫に一生懸命のトラクターがいっぱいだったから、「もう今年は無理だろうな」と諦めムードだったのです。

そしたら、なんと!一昨日の夕方、ゲルツさんが「明日ヒマだったら一緒に来ない?8時頃迎えに来てあげるよ」と誘ってくれたのです。

うわあああ〜い!!

もう〜超うれしくて、前の晩からエキサイト。朝はいつもより早起きしてお天気を見ると・・・なんとか、行けそう。張り切って出かけました。

ゲルツさんと畑に到着。(うしろにいるのは、やんちゃ犬のポールくん。)「こうやって切り取ったら、その場でよく見て、 傷んでるところは除いて畑に返してあげるんだよ」と教えてもらって、作業開始。

畑はBB村のほうぼうにあるのだけど、今朝の作業をするのは、村を出てちょっと行ったところの左側。いつも車で通って見ていた畑だけど、もちろん足を踏み入れるのは初めてです。

お父さん、お母さんの他にハンガリーからの出稼ぎの人たちが4人
働いていました。遠くから来るので(泊まりがけではないみたい)
朝も比較的遅く 8時スタートなのだそうです。彼らに指示を
与えたり、いろいろ説明したり監督しながら、自分も作業しています。
忙しいゲルツさん。

 到着すると、もう何人かの人が作業を初めています。ゲルツさんのお父さん、お母さん、そしてハンガリーからの出稼ぎの人たち。

お父さんたちもsachanが来ることを聞いていたらしく、にこにこ顔で早速ビニール手袋とハサミを貸してくれました。

うわわわ それじゃ、ほんとにsachanも穫りいれ作業に参加できるの?ウソみたい!胸どきどき。

ゲルツさんが、「こうやって、ここのところを切り取って、房をよく調べて傷んでるところは除いて畑に返してやって、良いところだけを手押し車のなかに入れるんだよ・・・」と、やり方をちゃんと教えてくれます。

ときどき中から虫が出て来たりして。テントウムシそのものは
別に害はないんだけど、あまりいっぱい入ってしまうと苦い味になって
しまうんだそうです。ふう〜む。

了解☆ ブドウの木がずら〜っと並んでるところを、手前から2人ぐらいが組になってどんどん穫りいれながら、少しずつ進んでいきます。

向こうのほうに停めてある大きなトラクターにプラスチックのでっかいコンテナが積んであって、手押し車がいっぱいになったら、コンテナに空けてきて、また続けるというわけ。

手押し車から、このコンテナに移します。

 ゲルツさんがsachanと組になってくれて、最初は「これはダイジョウブ?ここは除いたほうが良いところ?」とか質問しながら、あとはワイン作りの仕事の大変なこととか、家族のこととか、どうしてsachanはフランス語がしゃべれるの?とか・・・ぺちゃくちゃおしゃべりしながら、どんどん作業を進めていきました。

ゲルツさんと ご両親。
実はお母さん 南米ウルグアイの出身でスペイン語を話すそうです。
でもハンガリーの人たちとも家族とも、ドイツ語で話していましたよ。
すごい多文化家族だったのですね! ほんとにありがとうございました♡
ちょっとへっぴり腰?この頃はだいぶ背中がwww
「作業中」を裏側から見たところ。あああ〜まだこんなに
いっぱいブドウの房が☆これも全部とったんですヨ

 そういうわけで、8時半頃はじめて昼の1時半まで、ずっといっしょに「働いた」すごい経験でした!

 「働いた」といっても、そこはそれ、「見物がてら体験しに来たんだよ」と皆わかっているけど、忙しい仕事のなか、親切に受入れてくれたのですよね!
 感謝感謝です。

 お母さんやお父さんも話しかけてくれたり。暖かさがほんとにありがたかったです。

11時を過ぎたころから、だんだん強い北風が吹き始めて、背中に感じます。

作業完了☆これから昼ご飯を食べたら午後は他の畑で働くそうです。sachanはここまででリタイヤ。

 雨が降らないことを祈りながら、午前中の作業でここの畑の穫りいれを完了しようと、みんながんばっています。もちろんsachanも! 

背中がだんだん「ぱりぱり」してきたけど、「ワタシこのへんで失礼しますから〜」なって、とっても言えないし、ね・・・
 とにかく、お天気との競争という感じなんですね。

 今年は夏中 天候不順で、途中で雨が降り続いたり温度が急に下がったりして、なかなかブドウが大きく熟さず。待つだけ待って、もう限界。

 穫りいれを始めたら、今度はさっさと終わらなければ、また雨が降ったり長引いてしまうと、どんどん傷んでしまう。
 これ以上は待てないというところだそうです。

 一方で、機械類のメンテだとかガソリンなどの燃料費、保険料だとか、人件費、そのほかにも瓶とか栓とかそういうモノだってコストがかかるし、毎年着実に値上がりするんだ。今年は収穫量が少なくて経費は値上がりしてるから、製品を値上げしなければならなくなるかもしれない・・・

そういう話をきかせてくれました。ほんとうに大変な仕事なんですね。
 それでも、ゲルツさんは、今の仕事がいちばん好きなんだと言っていました。

コンテナいっぱいです☆ 
 
もう一息 もう手もお腹の前のところも 甘いブドウの汁でべたべた状態。
カメラが持てない!
「ほんとに穫り入れしたんだよって証拠写真が欲しいよね!」とゲルツさんが記念撮影してくれました。

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